オッズとは
オンラインブックをはじめるとオッズという言葉が頻繁にでてきます。オッズとは掛け率のことで、賭けをしたとき、勝ったときの予想配当率のことです。たとえばオッズが2倍の場合、勝てば掛け金の2倍を獲得します。
オンラインブックメーカーごとでオッズが違う?
オンラインブックメーカーでは、ときに同じ試合のブックを複数のブックメーカーで取り扱います。同じ試合の同じ賭け対象でも、各ブックメーカーによってオッズが変わります。そのため、オンラインブックに参加する人によっては複数のブックメーカーの口座を登録していて、お目当てのオッズが高いところで賭けをするというように使い分けている人もいます。もちろん勝つならば高い賞金に越したことはありませんから当然です。
以下はある日のドイツVSアルゼンチンのサッカーゲームでのブックメーカーごとのオッズの差です。
ブックメーカー | ドイツ勝利 | 引き分け | アルゼンチン勝利 | 還元率 |
A社 | 1.5 | 3.75 | 6.5 | 91.81% |
B社 | 1.523 | 4.36 | 7.49 | 98.09% |
C社 | 1.52 | 3.9 | 6 | 92.51% |
D社 | 1.5 | 4.1 | 5.9 | 92.59% |
E社 | 1.48 | 4.06 | 6.33 | 92.60% |
F社 | 1.48 | 4.15 | 7 | 94.38% |
G社 | 1.48 | 4 | 6.9 | 93.41% |
このように同じ試合の同じ種類の賭けでも、ブックメーカーによって差がでます。この差が受け取る金額の差になります。大抵は還元率の高いブックメーカーは各オッズが高い傾向にありますが、ある種のオッズによっては平均還元率が低いブックメーカーが、平均還元率の高いブックメーカーよりも高い場合もあります。ブックメーカーを選ぶときには、もちろん還元率の高いことは大事ですが、還元率以外のファクター(たとえば引き出し条件等)の兼合いもあるので一概に還元率が高いサイト=一番いいサイトともいえないこともあります。サイト選びについてはまた改めて説明します。
オッズの表記法
ブックメーカーではオッズの表示ではいくつかの表示方法があります。代表的なものではDecimal(デシマル式)、Fractional(フラクショナル式)、American(アメリカン式)、Indo(インド式)、Chinese(中国式)などです。
一番代表的な表示方法と表示例は下記の3通です。
Decimal(デシマル式) | 小数点表示 例)1 、0.1 |
Fractional(フラクショナル式) | 分数表示 例) 1/5、3/4 |
American(アメリカン式) | +—表示 例)+125、-90 |
日本人に一番馴染みが深いのはデシマル式です。ブックメーカーでのオッズの表記は変更できますので、登録が終わると表示設定を変えましょう。(表示法を変えてもオッズは変わりません)。
オッズの種類はスポーツごとで違う
賭けの種類はスポーツによって違います。ここでは、3つの人気スポーツの一般的な賭けの種類とオッズについて説明します。
オッズの種類はスポーツごとで違う
賭けの種類はスポーツによって違います。ここでは、3つの人気スポーツの一般的な賭けの種類とオッズについて説明します。
- サッカーの賭けの種類とオッズ
では、スポーツブックでは一番人気のあるスポーツ、サッカーでの賭けの種類とオッズをみてみましょう。サッカーはスポーツブックのなかで一番市場規模の大きいスポーツです。賭けの範囲も一番広いです。スポーツブックで取り扱うサッカーの種類は、世界中のリーグ、各種カップ戦、チャンピオンリーグ、クラブ戦、ナショナル戦、国際大会や親善試合も賭けの対象となります。また1部リーグだけでなく、2部3部と下位のリーグも賭けの対象とされる場合もあります。オッズも大きな試合になると100通りを越えます。
サッカーのオッズを大きく分けると以下の3つに分けることができます。
- シーズンや大会全体がオッズの対象となるもの
- 試合が対象となるオッズ
- 試合中のオッズ(in playオッズ)
この3分類に含まれるオッズはおおよそ100種類ほどあります。サッカーのオッズの詳細については今後詳しくご紹介します。
野球の賭けの種類とオッズ
野球もスポーツブックでは人気のスポーツです。花形はなんといってもアメリカのメジャーリーグMLBです。日本の野球リーグを取り扱うブックメーカーも多いです。野球はプロリーグが世界的にもあまり数が多くはありませんが、ブックメーカーでは日本ではあまり馴染みのない韓国のリーグやキューバのリーグ等にも賭けることができます。
野球のオッズも大きく分けると3種類に分かれます。
- シーズンや大会全体がオッズの対象となるもの
- 試合が対象となるオッズ
- 試合中のオッズ(in playオッズ)
この3分類に含まれるオッズもかなりの数があります。スポーツブックメーカーにもよりますが、日本の野球のベットでも平約40種類、多いときには80以上のオッズがあります。野球のオッズの詳細についても今後詳しくご紹介したいとおもいます。
アジアンハンデとは?
ブックメーカーでは『ハンディキャップ』という言葉をよく見かけます。通称『アジアン・ハンディキャップ』とも呼ばれています。名前はアジアンですが、かならずしもアジアのチームやゲームにこのハンデがつくわけではありません。アジアンハンディキャップでは、オッズに対して-1や+0.5などの数字で表示されます。これは力に差のある試合のときに、片方のチームの勝ち点にハンデの数字を加算した数字にて勝つのはどちらかを当てます。